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ふーじこちゃーん

あついですねぃ

ふじこの名前の由来については、既に知っている人も数人居るかも知れない。
昔リニューアルする前の日記に書いた記憶がないでもないし、よそでしゃべったこともあるかも知れない。

んまぁとりあえず、改めてまとめてみます。
そして、読んだ誰もがモニタに向かって独りごちるかもしれない。「ねえよ!」と……

名前の由来ってわけで、ふじことの出会い、約5年前にまでさかのぼります。

ある日私が出勤すると、職場の玄関前にちいさなダンボール箱が置いてあり、中を覗くと、そこに奴が転がっていました。

同僚が近くの道で轢かれていた子猫を拾ってきたらしいです。だいたい生後4ヶ月くらいと値踏み。
後ろの右足が半分もげ、ありえない方向に曲がっているというギャーな状態。目はひらいているものの返事は無し。
思えばこの頃からふじこはふじこでした。知らない人の前では鳴きませんコイツ。

同僚も、死んでいるならすっぱり別れられたですが、まだ生きているので後ろ髪ぐいぐいひかれまくり。轢かれた猫にひかれまくり(踏)

私もこのまま放置することもできず、夜勤明けの同僚にかわりに病院に連れて行ってもらうことにしました。

ほんと言うと。
このときはまだ、気持ちはぐらついていました。
将来確実に重荷になるであろうものをしょいこむのは、さすがのウソA型脳天気の私でも、なかなかスッパーンとはいかないもの。
おとんが猫飼うのをしぶりまくるのも目に見えていたし。
(おとんは動物好きですが、自分からは進んで飼わないタイプ。飼い始めたら飼い始めたでねこっかわいがりするんですが、自分からスタート地点に立たない性格)

でも目の前で弱っているこやつを、ハイそうですかと見捨てることはどうしてもできませんでした。
同僚に連れて行ってくれと言っちゃった手前、金は「私が」あとで払うから、その証拠にこれを獣医さんに預けてくれと、従業員証まで渡してしまった。

仕事帰りに重い足取りで獣医に行ってみた私。
子猫は助かっていました。うれしい反面、これからどうしようという不安もぐるぐるマーブル模様。

右後ろ足は結局切断してしまいました。足先が壊死してしまって、残したら余計に負担がかかり、ただでさえ他のダメージが大きい中持たないだろうから。
が、なんと感謝してよいやらですが、トンでもない費用を覚悟していた私に獣医さんは「保護してくださった猫ちゃんですから」と、破格の一万円でめんどうみてくれたのです。

このまわりの親切が、ウジウジしていた私と子猫を、無理にでも結びつけてくれたのかも知れません。
みんなここまでやってくれたのだから、いっちょ私がめんどうをみてやらねば。
入院した子猫が退院できるようになるまでに、私の決心はじわじわとかたまっていきました。

そして退院の日。
私はおとんに1万2千円の血圧計を買うことで手打ちさせ子猫を迎えに行きました。
あぁそうだった。血圧計と、すぐにはなついてくれない時用にペティオの干しカマも購入したんだった。
はっきり言ってこれさえあればたいていの猫は手玉にとれる。きくやつときかないやつが両極端なマタタビなぞ目ではない。食いつき良すぎ。ペティオ恐るべし。
(ちなみに人間が食っても意外といけるとはおとんの談)

ちょみーんと腕の中でまんまるくなったまま微動だにしない子猫。このころから特技は硬直
病院の外に出た私と一匹を待ち構えていたのは、バケツをひっくりかえしたような豪雨でした。
うおー、おいらたちの前途を象徴しているような豪雨だぜちびすけ。どうするよ、すぐそこの車までも行きたくねーくらいの降りっぷりじゃんよ。

……と、動物病院の軒下で脳内ぶつくさを垂れ流していた私に、話しかける声がひとつ。
四角い顔のおばあちゃんがひとり、雨宿りしていました。

「ありゃー、まだ小さい猫ちゃんだねー。ありゃりゃ、足が無くなって、あれまぁ」

なんでもこのおばあさん、この近くに住んでいるらしく、この動物病院はなじみの散歩コースらしい。突然の雨に降られてこうして一休みしているとのこと。

「わたしも何度も猫飼ってるんよ。そしていつもここの先生に診てもらってね。最後の子はひざの上で息を引き取ったに」

雨のごとく流されつつ世間話をしているうちに、何故か八点鐘、頼まれてこの見ず知らずのおばあさんを車で家に送ることに。
いや、今日び物騒な世の中ですが、まぁおばあさんだし。丸腰に見えるし。これで強盗だったらどんな演技派だよみたいなだし。

おばあさんは運転する私のかわりに子猫を抱っこして助手席に乗り、いざ出発。

「ありゃあんた、まだ名前つけてないの」

最初は「どうしよう、ほんとに私が飼うのか~」なもやもやした気分だったため、名前を考えるという前向きなことをしていませんでした。
そういや名前つけなきゃなぁ……とここで初めて唸った八点鐘。
だがその唸りは、わずか5秒でシャットアウトされることに。

「じゃあ女の子だし、ふじこにしなさい。ふじ猫はとても頭のいい猫だから、ふじちゃんふじちゃん繰り返し呼んであげたら、きっとおりこうさんになるよ」

しなさい。突然のスーパー言い切り発動。

この界隈では、一般にキジトラと呼ばれている柄の猫を「ふじ猫」と言うことが多いです。

えぇっ「ふじこ」?! どう考えても連想されるのはルパぁ~ンしかない。

だが人のよさそうなおばあさんが喜んでいるし、なんか私ももうそれでいい気がしてきたので、おばあさんを家の前でおろして別れを告げ、帰り着く頃には、ふじちゃんふじちゃん、シートから落ちんなよ、いっぱいご飯食べようね、と繰り返し話しかけていたのでした。

いまになってみると、あの名も知らぬおばあさんが懐かしい。いまごろどうしているやら。

あなたが名前をつけてくれたふじこは、おばあさんの予言に反して愛すべきバカ猫街道爆走中です。

でもまぁ、元気にしていますよ。この子とおいらのことを思い出すことがありますか? おばあさん。
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